~精密検査その1~
2017年 8月30日(水)

先日の健康診断の結果、

「肺腫瘤の疑いの為」要精密検査ということで、

週初めの月曜日に近くの総合病院の予約を取りました。

 1.精密検査当日

今日は有給休暇を使い、精密検査に向かいます。

やはり、朝から気持ちが落ち着きません。

ここの総合病院は20年程前に、バイク事故で足を複雑骨折した際に、
搬送された病院です。(人生で初めて手術を行った場所です。)

それ以来、この病院には来ていなかった為、なんとなく懐かしい
感じがしました。

受付で、健康診断の結果、呼吸器内科にて要精密検査」の旨を伝え、

問診票などを記載しながら、順番を待ちました。

それから、5分ほどして、診察室に呼ばれました。

 2.呼吸器内科問診

先生「現在、何か自覚症状はありますか?」

「何もありません。」

先生「CTのここの画像を見てください。ここに腫瘍らしきものがあります。

詳しくは検査して見ないと分かりませんが、呼吸器外科の分野
になりますので、そちらで相談してみて下さい。」

「分かりました。率直にお尋ねしますが、癌でしょうか?」

先生「肺がんということはないでしょう。恐らく縦隔腫瘍です。
治療方針等を含めて外科の先生に聞くのが一番でしょう。」

「分かりました。有難うございました。」

そんなやり取りが終わり、呼吸器外科の受付を済ませ、待合室で待っていました。

『縦隔腫瘍』という言葉自体、初めて聞いた言葉でした。

 3.呼吸器外科問診

呼吸器外科に呼ばれ、診察室に入ると、

先生

縦隔腫瘍で間違い無いね。神経に出来ている腫瘍だね。

神経由来の腫瘍で、大半が良性腫瘍だから安心して。

ただし、この腫瘍は手術で取って検体検査をしないと良性・悪性の
判断は出来ません

このまま大きくならない良性の可能性もあるが、腫瘍が大きくなって
神経を圧迫
したら、最悪、麻痺などの障害が出る恐れもあるし、
良性とは限らないので原則としては、腫瘍の摘出手術を行います。

しかし、交感神経に出来ていて、位置的にもかなり取りづらい所
に出来ているので、

①取る際に、神経をキズつけてしまい、後遺症がでるかも知れない。

②基本は胸腔鏡施術(内視鏡)だが、手術途中で開胸手術に
切り替えるかも可能性がある
。」

という説明がありました。

正直、この時点で「悪性腫瘍」可能性が少なくなって安心している
自分がいました。

先生

「正直、この病院での手術が不安であれば、他の病院に紹介状
作るので、そこで手術ということも可能です。
このあたりだと、手術の症例が多いのは『がんセンター』ですね。
まぁ、すぐには結論が出にくいと思うので、本日は血液検査と、
造影剤を使ってCTを撮影し、1週間後に結果を聞きに来てもらった
際に、方針を決めましょう」

とおっしゃったので、検査だけ受けて帰ることになりました。

~精密検査その2~2017年8月30日(水)に続きます。 

~精密検査その2~
2017年 8月30(水)

※※ 前回の続きになります ※※

 4.血液検査・肺CT検査(造影剤有り)

血液検査は、普段、健康診断等行っている一般的な検査でした。

肺CT検査は、以前健康診断で受けたので容量は分かっていましたが、

今回は『造影剤』を使用してのCT検査は初体験です。

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◎【CT 検査とは】
コンピュータ断層撮影法の略。
X線を使って体の断面を撮影する検査方法。
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――――――――――――――――――――――――――――――
◎【造影剤】とは
画像診断検査をより分かりやすくするために用いる薬剤のことです。
主に腕の静脈から注入します。

主な副作用としては、吐気やおう吐、皮膚の異常(かゆみ、湿疹など)、
くしゃみなどの軽い副作用や呼吸困難や血圧低下、意識喪失などの
重い副作用が生じる可能性があります。

下記に該当する方は、副作用が起きやすいです。
①今までに造影剤による副作用を起こしたことのある方
②喘息などアレルギー性疾患をお持ちの方(アレルギー体質の方)
③心臓の病気、腎臓の病気、糖尿病、甲状腺の病気をお持ちの方
――――――――――――――――――――――――――――――

血液検査が終わり、CT検査まで1時間程時間が空いていたため、売店で
雑誌を買い、時間を潰しました。

CT検査の時間になり、検査室に入室し、検査台に横になります。

途中で、造影剤を注入し検査をするのですが、聞いていた通り体が温かく
なって来るのが、分かりました。

検査後、特に体調に変化は無く

「沢山水分を取って早めに尿と一緒に造影剤を出して下さいね!」

と、看護師さんに言われましたので、自動販売機でお茶を買い、会計を済ませて自宅に向かいました。

次回は1週間後に検査結果及び治療方針の決定になります。

色々、疲れた1日でした。

~精密検査結果~2017年9月6日(水)に続きます。

~精密検査結果~
2017年 9月 6日(水)

先日受けた検査結果(血液検査・CT検査)及び治療方針を決定すべく、
総合病院に向かいました。
(ちなみに本日も有休を取りました。
精密検査を受けた翌日に上司に入院するかも知れない旨を伝えて
いたので、仕事はスムーズに休みを取れました。)

 1.精密検査結果

呼吸器外科の診察室に入り、検査結果を聞きました。
検査結果は下記の通りです。
(ほとんど前回聞いた内容と同じですが...)

【1.病名】
後縦隔腫瘍(こうじゅうかくしゅよう)
神経原生腫瘍(しんけいげんせいしゅよう)

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◎【縦隔腫瘍とは】
縦隔とは左右の肺の間に位置する部分のことを指しており、心臓、
大血管、気管、食道、胸腺など様々な臓器がある。
縦隔腫瘍とは、これらの縦隔内臓器に発生した腫瘍の総称。
発生年齢は小児から高齢者まで幅広く、また悪性のものもあれば
良性のものも
ある

縦隔腫瘍は一般的にみて比較的まれな腫瘍
腫瘍の大きさが小さい段階では無症状のことが多く、約半数は
胸部エックス線やCT検査で偶然発見されることが多い。
また、無症状のものの約80%は良性であると言われている。

縦隔腫瘍のうち『胸腺腫』が、全体の約40%を占めており、次いで
多いのは『のう胞』で15%『神経原生腫瘍』が13%となっている。

悪性度の高い腫瘍では、胚細胞性腫瘍が全体の約8%、
胸腺がんと悪性リンパ腫がともに約5%となっている。

また、縦隔の位置により、下記の通り分類され、それぞれ発生する
腫瘍が異なる。

・上縦隔腫瘍:甲状腺腫

・前縦隔腫瘍:胸腺腫、胸腺がん、奇形腫、胚細胞性腫瘍

・中縦隔腫瘍:気管支原性のう胞、食道のう胞、リンパ腫

・後縦隔腫瘍:神経原性腫瘍――――――――――――――――――――――――――――――


【2.悪性、良性の検査】

手術で摘出し、検体検査をしなければならない。
現在、良性で自覚症状が無くても、今後肥大し、神経を圧迫する
可能性もあるので、原則的には摘出手術を行う。

【3.後遺症】
神経由来の腫瘍で、今回出来ている場所は取りづらい場所なので、
手術の際、神経を傷つける可能性がある。
神経が傷つくことによって、
『ホルネル症候群』
という後遺症がでるかも知れない。

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◎【ホルネル症候群とは】
①原因
交感神経系が障害されることで下記の症状が生じる。
外傷・腫瘍・感染などが主な原因。
ホルネル症候群では、分断された神経線維と同じ側の眼に影響が出る。

②症状
まぶたが垂れ下がる眼瞼下垂:がんけんかすい)
瞳孔が縮小したままになる(縮瞳:しゅくどう)
・顔にあまり汗をかかなくなる発汗低下:はっかんていか)

③治療
原因が特定されれば、それに対する治療を行う。
しかし、ホルネル症候群そのものに対する特別な治療法は無い
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【4.手術】
胸腔鏡手術で行うが、場合によっては手術中に開胸手術に切り替える
可能性がある。

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◎【胸腔鏡手術とは】
胸に小さな傷をつけて行う手術方法。
2cm程の切開をいくつか作成し、そこから胸腔鏡と手術道具を挿入
して行う手術。
胸腔鏡手術、鏡視下手術ともいう。
胸腔鏡とは先端に小型のカメラを装着した棒状の機械のことで、
鏡視下手術では皮膚を小切開して、肋骨と肋骨の間から胸腔鏡を
挿入して、肺や縦隔の手術を行います。
胸腔鏡手術の利点は、手術の傷が従来の方法と比較すると小さい為、
手術の後の痛みが少なく、早期に退院が可能

◎【開胸手術とは】
開胸手術は、胸を開いて行う手術法
進行がんや、がんが太い血管の近くにあるなど高度な処置を
要する場合
は開胸手術のほうが安全なことがある
最近は、開胸手術も8~10cmほどの切開ですみ、体への負担が
軽くなっている

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検査結果も聞き終わり、後は手術についてどうするかを
決定するだけです。

 2.治療方針

手術をして腫瘍を摘出することは、決めていましたが、
出来れば手術症例が多い病院での治療を受けたかったので、
先生にお願いをして、『がんセンター』への紹介状をお願いしました。
(嫌な顔せず、丁寧に対応してくださり、有難うございました。)

 3.紹介状

総合病院側で『がんセンター』に予約を取ってくれるとのことで、
なるべく早い日を希望し、最短で2日後の
『9月8日(金)』に予約を取ってもらいました。

次回からは『がんセンター』でのお話になります。

~がんセンター受診その1 縦隔腫瘍~2017年9月8日(金)
に続きます。