~がんセンター入院その3 縦隔腫瘍~
2017年 10月 11日(水)

いよいよ、手術当日の朝を迎えました。

縦隔腫瘍が発覚したのが、8月30日なので発覚から
約1ヶ月半での手術となります。

 1.手術当日の朝

当日は朝6時に起きたので、手術まで後3時間です。

テレビのニュースを見たり、スマホをイジったりして時間を
潰していました。

手術時間が近づいてきたので、看護師さんが『体温』及び『血圧』
測りにやってきました。

『体温』『血圧』とも、特に問題は無く、手術着を渡されました。

手術着に着替えが終わったら、麻酔用の点滴針の準備をし、
手術準備の完了です。

やはり、ドキドキします!

 2.縦隔腫瘍手術

いよいよ、手術室に向かいます。

奥さんも手術立会いの為に、来院しました。

看護師さんと奥さん、私の3人で別棟の手術室に歩いて向かいました。

手術室前で奥さんと別れ、手術室前室に入ります。

手術室前室に入ると、他に3名の方が待機していました。

9時ちょうどに手術室に呼ばれましたので、歩いて手術室に向かい
手術台の上に仰向けで横になりました。

いよいよ、手術が始まります。

まず、色々な器具を身体に付けられ、続いて麻酔科の先生が

『では、これから麻酔を使用します。』

と言って、麻酔が始まったと同時に意識が無くなりました、、、。

ついに、人生3回目の手術が始まりました。
※1回目は骨折した足にボルトを入れる手術(全身麻酔)
※2回目は足のボルトを取る手術(部分麻酔)

 

 3.手術完了(リカバリー室にて)

・・・ゆっくりと麻酔から覚めました。

薄着のせいか、寒気がします。

看護師さんが

『手術は無事終わりましたよ!』と言ってくれました。

「今何時ですか?」と聞くと

『12時半ぐらいです。手術時間は約3時間程度でしたよ!
そろそろ病室に戻りますが気分はどうですか』と言いました。

今のところ、どこか痛いという感じは無かったのですが、一つだけ
非常にツライことがありました。

それは尿道カテーテル』が挿入されていることによる

『残尿感』です。

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◎【尿道カテーテルとは】
尿道口から膀胱(ぼうこう)に通して導尿する為に使用する
カテーテル。
神経障害や前立腺肥大などで排尿が困難な場合や、
手術時・絶対安静時などの排尿が困難な場合に使用される。
使用時は残尿感などの不快感がある事がある。

カテーテルは挿入時が一番痛く、抜く時はあまり痛みを感じないことが
多い。
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以前の手術の時はあまり、気にならなかったのですが、
(もう20年くらい前なので、実際はあまり覚えてませんが、、、)
今回は、もう半端ない『残尿感』に襲われました。

喉が渇いていて、カラカラの声で看護師さんに思わず、

「この管抜いてもらえませんよね?!」と聞いてしまいました。

看護師さんは、笑いながら

『早くても、明日までは取れないので、我慢してくださいね~。
では、そろそろ病室に戻りますよ~。』

と言って、ストレッチャーで私を病室まで運んでくれました。

この時は、

1.点滴
2.胸腔ドレーン
3.尿道カテーテル
4.ふくらはぎにマッサージ機(血栓予防)

を装着している状態でした。

 4.手術完了(個室にて)

看護師さんにストレッチャーにて病室まで運んでもらいます。

『今日は、部屋が変わりますよ』と言われ、個室に向かいました。
(すっかり忘れていましたが、手術前に言われてました、、、)

病室に戻り、本日は『安静』にしています。

ベッドにて装備品が増えました(笑)

1.酸素チューブ(鼻から酸素を送るタイプ)
2.脈拍測定器

手術当日の夜はとても長く感じました。

病室に戻ってしばらくすると、残尿感』は多少落ち着いたのですが、
とにかく、

腰』(腰痛持ちです)
『手術した方の肩甲骨』
の痛みに襲われました。

看護師さんからは、
『痛み止めが使えるから我慢しないで下さいね』
言われてましたので、何回か痛み止めをお願いしました。

寝るに寝れず、色々、管が繋がっているので、寝返りも打てず、
ちょっとずつ姿勢を変えながら、過ごしていました。

痛み止めも効いているのかイマイチ分からない感じでした。

『手術中、ずっと同じ姿勢だったので、体が痛いんでしょうね』
『脇の下の手術の傷は痛みますか?』

と看護師さんに言われました。

実際、手術で切開した脇の下は痛み止めが効いているのか、
痛みを感じませんでした。

そんな、ツライ状況の中、朝になれば多少良くなるだろうと思い、
ウトウトしつつ、寝不足のまま翌朝を迎えました

~がんセンター入院その4 縦隔腫瘍~2017年10月12日(木)
に続きます。

~がんセンター入院その4 縦隔腫瘍~
2017年 10月 12日(木)

昨日、無事手術も終わったのですが、腰などの痛みで
あまり眠れずに翌朝を迎えました。

 1.手術翌日の朝

ウトウトしていると、空が明るくなってきたのが、分かりました。

「やっと朝がきたぁ。」

と思い、またウトウトしていると、看護師さんが今日の予定を教えて
くれました。

その1.
今日から、朝昼晩に痛み止めと化膿止めの薬を飲む

その2.
『ふくらはぎのマッサージ機』を外す。(血栓防止用で使用)

その3.
先生の問診で問題なければ『胸腔ドレーン』『尿道カテーテル』
を抜く。

その4.
昼前ぐらいにレントゲン撮影がある。
(検査室に行くのではなく、病室にて撮影)

その5.
レントゲン撮影が終わったら歩いて病室(大部屋)移動

といった予定です。

まず、先生の問診から始まりました。

先生
『昨日の手術は無事終わりました。腫瘍は完全に取れました
検体検査に回しているので、結果は約3週間後に判明します。』
とおっしゃいました。

その後、手術傷と胸腔ドレンの状況を確認して、
『後で胸腔ドレンを抜きに来ます。』と言って、問診は終わりました。

もうすぐ、立って背中を伸ばせると思うと、安心して眠気がMAX
なってきました。
(この時点でも腰と肩甲骨の痛みは相変わらずです。
傷口はほとんど痛みがありません。)

しばらくして、看護師さんが

『今から水分取っても大丈夫ですよ。食事はお昼からでますよ。』

と言って、薬と水を持って来てくれました。

『薬を飲んだら、ふくらはぎのマッサージ機を外して、
ベッドから降りて少し足踏みをしてもらいます。』

しかし、薬を飲んですぐに眠気MAXに到達し、看護師さんが
『ふくらはぎのマッサージ機』を外してくれてる間に眠りに
落ちてしまいましたzzz。

 2.手術翌日の午前中 その1

どれぐらい、寝ていたか分かりませんが看護師さんが

『さぁ、足踏みしますよ~!』

と元気な声で起こしてくれました。

久しぶりに、そんな寝落ちをしてしまいました。
(昨日は熟睡出来ませんでしたから、、、)

ベッドから立ち上がると若干立ちくらみがしましたが、
すぐに回復して足踏みを1分程行いました。

足踏みが終わると、次は『胸腔ドレーン』を抜きます。

担当の先生が来て、ドレーンを抜いてくれます。

『息を吸って~、はいっ!止めて』

その瞬間、スルスルっていう感じであっさり抜けました。

抜いた後は、パチパチと医療用のホチキスで止めて完了しました。

ちなみに痛みはなかったです

続いて、尿道カテーテル』を抜きます。

『尿道カテーテル』を抜くのは、若干違和感があったのですが、
激痛などの痛みはなかったです。
(挿入時は激痛らしいのですが、手術中だったので当たり前ですが、
痛みは感じませんでした。)

忘れてましたが、『脈拍測定器』も外してもらいました。

『胸腔ドレーン』
『尿道カテーテル』
『ふくらはぎマッサージ機』
『脈拍測定器』
が取り外されて、残る装備品(笑)は、

『点滴』『酸素チューブ』だけになりました。

   

  3.手術翌日の午前中 その2

『尿道カテーテル』を抜いてくれた看護師さんが、

『さぁ、後はなるべく動いて早く回復しましょうね。
早速一緒に歩いてみましょう。』

とりあえず、廊下を1周することになりました。

若干、足取りが重かったのですが、

『廊下1周徒歩旅行』

が、無事終わり、個室病室に戻りました。

病室に戻り、しばらくするとレントゲンの機械が運ばれてきて
病室で『胸部レントゲン』を撮影しました。

一通りの予定が終わり、大部屋の病室に移動しました。

 4.手術翌日の午後

大部屋の病室に移動したら、ちょうどお昼ご飯の時間です。

約1日半ぶりの食事で、いつもは大食いの私ですが、すべて
食べきれず、少しですが残してしまいました。

今日は後は、何もすることなく午後の先生の回診を受けて
『酸素チューブ』を外してもらいました。

明日にはお風呂に入れるみたいです。

夜ご飯を食べて、しばらく本を読みながらそろそろ寝ようと
思ったのですが、

『腰の痛み』

は、大分良くなったのですが(ヘルニア持ち)

『肩甲骨の痛み』(手術した側)

が、なかなか治まらなかったので、看護師さんに湿布を貼って
もらい、手術翌日は眠りにつきました。

※手術後は『早期離床』といって、なるべく早くベッドから離れて
体を動かすことが推奨されているみたいです。

あまり動いていない甲骨の痛で完全な熟睡は
出来ませんでした。
(手術当日の夜と比べたら、大分寝れましたが。)

~がんセンター入院その5 縦隔腫瘍~
2017年10月13日(金)・14日(土)

に続きます。

~がんセンター入院その5 縦隔腫瘍~
2017年 10月 13日(金)・14日(土)

手術後2日目・3日目は特に大きな検査も無く、
落ち着いた2日間になりました。

退院日も10月15日(日)に決まりました。

 1.病院食について

入院前は、普段から暴飲暴食をしていたので、周りからは
「入院したら少しは痩せれるな!」と言われていました。

確かに病院食は、栄養面・カロリー面でも、しっかり管理されています。しかし、「育ち盛り(笑)」の私には量が全然足りません。

食事制限もされておらず、入院中で体を動かしていなくても、お腹は減ってしまいます。

自分でも「この入院をきっかけに少しは節制して標準体重に近づけよう。」と、入院前は考えていましたが、早くもその野望は消えて無くなりました。

我慢出来ずに、運動も兼ねて売店まで何度も通ってしまいました(泣)
(さすがに、入院中なので飲酒はしませんでしたが、、、)

毎日、体重測定があるのですが、一向に減る気配はありませんでした。

2.入浴について

入浴は、手術の2日後からOKでした。
シャワー室とユニットバスがあり、自分の希望の時間帯に予約を
取って、入浴します。

3日ぶりの入浴は気持ちが良かったです。

胸腔鏡手術でしたので、傷跡も小さく、入浴中も特に痛みを感じることは
ありませんでした。

さすがに風呂上りの一杯は『コーラ』で我慢しました。

3.薬について

飲み薬は痛み止めの薬を処方されていました。

ロキソプロフェンナトリウム 60mg・・・痛み止め、鎮痛剤です。
レバミピド 100mg・・・、胃の粘膜を保護する薬です。

以上の2種類を朝・昼・晩の食後に1錠ずつ服用します。

看護師さんが健診の際に、ちゃんと飲んでいるかのチェックが
ありました。

4.術後の経過について

手術後は、『肩甲骨の痛み』(手術当日から)と
『左上腕のだるさ(しびれ感)』術後2日目から)が
痛み止めの薬が切れると出てくる様になりました。

『左上腕のだるさ(しびれ感)』は夜、熟睡出来ずにたまに、
目が覚めてしまう程辛かったです。
(手術を行ったのは左側です。)

しかし、手術当日に比べたら大分楽になってますし、
日中はそれほど症状がでないので我慢できました。

先生に、症状の件を伝えたところ
『手術中に神経に触っているので、神経痛が出ている』
という、お話しでした。

自分の中では、「まぁ、すぐに治るだろう」と思っていましたが、
『左上腕のだるさ(しびれ感)』は退院後もしばらく続きました。

5.後遺症について

手術前の説明で、手術の際、神経を傷つける可能性があり、
神経が傷つくことによって『ホルネル症候群』がでることがある。
という、説明がありました。
※『ホルネル症候群』については
『縦隔腫瘍~体験談~ 2.精密検査』参照

私の場合は、下記の症状が現れました。(ホルネル症候群)
手術は体の左側です。

①もともと、一重だった目が左側だけ奥二重になった。(眼瞼下垂?)

②顔の左側及び左腕に汗をかかなくなった。(発汗低下)

以上2つの症状ですが、特別大きな問題では無いので安心しました。

あえて言えば、
①については、しばらくは瞼(まぶた)に違和感があった事
②については顔の右側の汗の量が増えた事です。

この症状は、治らないそうなので、気長に付き合っていくこととなります。

6.入院中の暇つぶしについて

入院中はスマートフォン及び読書にて時間を潰していました。

入院期間が短かった為、本は読み切れなかったです。

スマホでゲーム&動画サイトで暇をつぶした時間が多かったです。

次回で、『縦隔腫瘍~体験談~』は完結になります。

~がんセンター退院・定期診察 縦隔腫瘍~
2018年6月26日(火)完結編

に続きます。

 

~がんセンター退院・定期診察 縦隔腫瘍~
退院~2018年 6月 26日(火)完結編

短い入院生活も終わり、退院の日を迎えました。

 1.退院日~自宅療養、会社復帰

10月15日(日) 11:00に無事退院です。
入院から6日目での退院となりました。

『左上腕のだるさ(しびれ感)』は相変わらずありますが、
傷口自体の痛みはありません。

服用薬として、2週間分の
ロキソプロフェンナトリウム 60mg(痛み止め、鎮痛剤)と
レバミピド 100mg(胃の粘膜を保護する薬)を貰いました。

10時頃に奥さんに迎えに来てもらい、荷物をまとめて
ナースステーションに行き、挨拶を済ませて病棟を後にしました。

ちなみに日曜日で受付及び会計窓口が休みな為、入院費は後日の支払い
となります。
『限度額適用認定証』を会社で申請してもらっていたので、自己負担額
はある程度検討がつきますが、今回の入院費用がいくらになるかは、
まだ知らされていない為、若干の不安がありました。

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◎『限度額適用認定証とは』
病院の窓口で医療費を支払った後に申請し、自己負担限度額を
超えた額が払い戻される「高額療養費制度」があるが、一時的に
高額の支払いが必要である。
しかし、限度額適用認定証」を病院の窓口に提示をすることで、
請求される医療費が、「高額療養費制度」の自己負担限度額まで
となる制度。
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退院後の初回の診察は、約2週間後の10月31日(火)です。

今回、会社から2週間有給休暇をもらっていましたので、1週間は
自宅療養期間です。

体自体は元気なので、暇を持て余してしまいましたが、やはり入院時
から続いている『左上腕のだるさ(しびれ感)』は中々、治りません。

眠れない日々が続きました。

徐々にロキソプロフェンナトリウム(鎮痛剤)も効かなくなり、
この感覚が一体いつまで続くのだろうと不安になりました。
(キズ等外傷的な痛みでは無いのでなんとも言えない痛みです。)

色々、インターネット等で調べてみたら、『胸郭出口症候群』の症状に
似ていました。

患部を温めると良いとの事で、お風呂に浸かったり、温湿布を
貼ったり、ホッカイロで温めたりとしましたが、劇的に治るという事
はありませんでした。
それでも、お風呂に浸かる』という行為が一番楽になった様な
気がします。(一時的ではありますが、、、)

今思えば、お酒を飲んでいる時は感覚がマヒしているせいか、痛みが
出なかったので、飲酒量が増えた事も痛みがが長引いた原因になって
いるかも知れませんが、、、。

診察の際に先生に相談をして、治らない様だったら『ブロック注射』
打ってもらおうと考えていました。

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◎『ブロック注射とは』
神経を一時的に麻痺させることで、「痛い」という神経の情報を
ブロックする注射。
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自宅療養期間も終わり、会社に向かう通勤電車が一番辛かったと
思います。
満員電車なので、腕が動かせない状態で何分も乗っているのが痛みに
拍車をかけるみたいです。
(夜何度も起きてしまうのも辛いですが、、、)

会社内では、皆さん気を使っていただき、しばらくの間は簡単な仕事を
させていただいていました。

 2.初回診察日~最終診察日

10月31日(火)が退院後の最初の診察です。

CT検査、血液検査を行ってから診察になります。
検査結果は特に異常無かったので、安心しました。

しかし、手術の際に摘出した腫瘍の病理検査の結果がまだ出ておらず
若干の不安が残ってしまいました。

『左上腕のだるさ(しびれ感)』の相談をしたところ、
『リリカカプセル』という神経痛の服用薬を飲んで様子を
見ることになりました。

この服用薬は個人差がありますが、効き始めるまで1週間以上
かかるとのこと。

とりあえず、先生の言う通りにしてみようと思いました。

退院後の最初の診察も終わり、その後年内は1ヵ月に1回診察、
年明けは3ヶ月に1回の診察を行って、
無事に2018年6月26日(火)「もう診察する必要は無い」と、
いうことになり、縦隔腫瘍との短い戦いが終わりました。

※病理検査の結果
退院後2回目の診察の際に、良性という結果が出ました。
※『左上腕のだるさ(しびれ感)』
手術をした後、神経痛の服用薬が効いたのかは分かりませんが、
3ヶ月後ぐらいには大分治まり、5ヶ月後ぐらいには、無事に
治まりました。
(手術翌年の3月頃)

これにて、『縦隔腫瘍~体験談~』は完結となります。